仮面ライダーの小説を読み終わるのに1週間程かかり、感想をまとめるにも日にちがかかった。予想外に時間のかかるものである。さらに、普段筆不精の埴輪が読者カードのはがきを書いたりしていたら、余計に遅くなった。
前作から6年、待たされただけの価値はあった。テレビシリーズとは違い、あくまでライダーはひとりしかいない。しかし、話が進むにつれ支援の輪が広がってゆく。ところどころに散りばめてある小ネタを発見するのもまた面白い。それぞれ個性ある(ショッカー)幹部たちの行動と行く末が気になる。
(誕生)の本郷が戦う決意をするくだり、(希望)の映画を巡るエピソード、(流星)の天使のおとぎ話のあたりがかなり好きである。それにエピローグを見ると、いまだ現役?!ということになり、妄想は尽きない。
著者である和智正喜氏のブログを見て、コメントを一通り読んでから気がついたことがひとつ。
(電波投げ)。名前が(ゆりこ)である時点で気がつくべきだった。
- 作者: 石ノ森章太郎,和智正喜
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